放課後子ども広場は、授業の一環ではないので「体育」ではありません。
今日はミニテニスをすることでどんなことが起こるのか。
そんな話を少し時間をかけてディスカッションしました。
野球チームに入っている6年生の子がいるのですが、
「ミニテニスをやったら、野球もうまくなるんじゃないかと思ってやってます」と。
素晴らしい答え。これでいいのです。野球をすることで野球がうまくなるのは当然ですが、他の球技をすることでまた野球がうまくなるかも。
こういう思いをもって参加する子がいることを本当に嬉しく思います。
4年生の子は「1年生から6年生が混じって同じスポーツをすることはいいことだと思います」と。
こちらがびっくりするほど模範的な答えをしてくれて驚きです。
まさに今日はこの点を深堀りする予定だったのです。
「ペアになって打ち合ってみよう!」というと、1回目はすんなりできます。
「じゃぁ、ペアを作り直して打ち合おう!」と言うと、ほとんどの子がもじもじします。
ペアを変えるということは、違う学年の子とペアになるということ。
なかなか違う学年の子とのコミュニケーションができていないようです。
中には、「相手がいません!」と駆け寄ってくる子も数人。
「相手がいないじゃなくて、一緒にやろうって声をかけてないからでしょ」と言うと、「あー、そうかぁ!」と。
(´▽`*)
ミニテニスを通じて、コミュニケーション能力を高めること。
このことを子どもたちは今日、気がついてくれました。
そんな姿を保護者の方にも見てもらいたいと思い、昨日LINEグループで「ミニ授業参観だと思ってどうぞ子どもたちの元気な姿を見に来てくださいね」と案内をしたところ、数名、中には夫婦で見に来てくれた家庭もありました。
コロナ禍できっと授業参観の回数も減ってるでしょうから、少しでも子どもたちの学校活動を見る機会が増えたらという思いもあります。
最初の頃は、子どもたちにどうやってテニスを教えようかなと考えることが多かったのですが、最近は「テニスを通じて、何を伝えようかな」というふうに考え方を変えました。
その方が断然、この「放課後子ども広場」の存在価値が高まる。
今日もそんな満足感でいっぱいのミニテニスでした。