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平和劇はつづく…~12月の活動の様子~

 12月には、10月から練習してきた人間紙芝居「麦の穂との約束」をお披露目させていただきました。
 まず最初は、12月25日の軽トラ市。屋外でのステージはみんな初めての体験。お母さん・お父さん方を含めイモムシなってのパレードの後、いよいよスタート!小雪の舞う寒い中、軽トラ市に来られていたみなさんの熱い視線を感じながらみんな頑張りました。そして、12月28日のいきがいデイケアサービス。実際に雷山空襲を間近で体験された方もいらっしゃる前でのステージでした。涙される方もあり、本当につらい出来事だったんだ…と痛感しました。
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6月25日 長崎へフィールドワークに行きました


 今年のフィールドワークでは、劇の主人公である永井隆博士のことを中心に長崎で平和学習をしました。

 如己堂・永井隆記念館・山里小学校・長崎新地中華街・岡まさはる記念館・26聖人記念館・長崎原爆資料館・平和祈念館へ行きました。

 今回のフィールドワークで永井博士や原爆のことを学び改めて平和について考えることができました。永井博士の「自分のことのように人を愛しなさい。」という言葉は、とても印象に残っています。「人を思いやること。」「相手の立場になって考えること。」思えば小学生のころに教わっていたことが永井博士の精神に繋がっているのだと思いました。改めて平和とは日頃の積み重ねなのだと感じました。

 また、岡まさはる記念館では日本の本当の歴史について学ぶことができました。日本が他国を傷つけた事実に向き合うことができました。教科書には、ほとんど載っていなかった現実を知り、さらに平和(へいわ)は尊いものだと感じました。子どもたちにはとても難しい話だったと思いますが、この事実を知ることでより平和に対する思いが強くなってくれればいいなぁと思いました。

 26聖人記念館では、初めは何故平和学習でこの場所が選ばれたのか疑問に思っていましたが、キリスト教の考え方こそ、永井博士・長崎の街の根幹なのだと思いました。分け隔てなく人を愛すキリスト教の教えがあるからこそ、永井博士の人生があり現在の平和を愛する長崎があるのだと思います。

 そして原爆資料館では改めて原爆の恐ろしさを知り、平和への思いを確かなものにできました。最後に祈念館で行った平和のつどい。これこそ今回の平和学習の集大成です。子どもたちが原爆の犠牲者に追悼う)している姿を見て今年の劇の成功を確信しました。この一日で子どもたち、そして自分自身が大きく成長できたように感じました。

寺山みき